髪に化粧水をつけても効果がない3つの理由【美容師が解説】

髪に化粧水をつけても効果がない3つの理由

髪に化粧水をつけるとどうなるのでしょうか?

使わなくなった化粧水を髪につけても良いの?化粧水を付けたらどーなるの?

そんな疑問について美容師が実際に髪に化粧水をつけた体験から解説します。

監修者

下川直人のプロフィール写真

下川直人

目次

髪に化粧水をつけても効果がない3つの理由

理由1.化粧水では、髪を保湿できるが水分を維持できない。

化粧水の主な成分は、『水』です。

そのほかには、グリセリン、BG、植物エキス、エタノールなどを配合しています。化粧水によっては、コラーゲンや、アミノ酸などの保湿成分も配合されています。

しかし、成分のほとんどは『水』なので、化粧水を髪につけても髪はすぐに乾燥します。

スキンケアでも、化粧水を付けた後に乳液のようにコーティングするものを付けないと乾燥しますよね。髪でも同じことが起こります。

ヘアケアミストや洗い流さないトリートメントのスプレータイプなども販売されているので、

同じように使えるのではないか?と思われる方も少なくないと思いますが、ヘアケアミストと化粧水の成分は大きく異なります。

ヘアケア専用のトリートメントミスト、洗い流さないトリートメントは化粧水に比べて油分が多いので、付けた後も乾燥しにくいのです。

髪が乾燥することで、枝毛・切れ毛・カラーの退職の原因になることもあるので、髪に化粧水をつけることはおすすめできません。

理由2.髪がベタベタ、カピカピになることも

化粧水は、肌を保湿することを目的として成分調合されているので、髪の保湿には向きません。

むしろ化粧水に含まれる保湿を目的に配合されている成分が、髪をベタベタ、カピカピにする事もあります。

理由3.ヘアカラーの色落ち、ダメージの原因になる事も

化粧水は水分が多いので髪が濡れます。

濡れた状態は、ヘアカラーが色落ちしやすくなります。

そして、濡れたまま放置すると新たなダメージにも繋がります。

まとめ

まとめると

  1. 化粧水は髪を乾燥させる。
  2. 髪をベタベタ、カピカピする事もあります。
  3. 髪が濡れることでヘアカラーの色落ち、ダメージの原因になる

髪には髪専用のアイテムを使いましょう。

もし、化粧水が余ってしまい他の利用方法がないか検討されている方は、お風呂に入れるのがおすすめです。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。

著者情報

美容師資格を保持する美容師が執筆&監修する美容メディア。「ヘアケア・スキンケア・メイクアップの基礎知識」や「美容の雑学」をわかりやすく解説。プロがおすすめする美容アイテムも紹介します。

Amazonバナー
目次