オーガニックカラーとは?ハーブカラーとは?メリットとデメリット

美容師が解説【オーガニックカラー・ハーブカラー】とは?メリットとデメリットを解説

オーガニックカラー、ハーブカラーって一般的なカラーと何が違うの?そんな疑問を美容師が解決します。

監修者

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下川直人

目次

オーガニックカラーとは

オーガニックカラーとは、オーガニックのハーブエキスが配合されているカラー剤のことです。

一般的なカラー剤との違いは、カラー剤にオーガニック成分が配合されているか、されていないかの違いになります。

オーガニックカラーと聞いてヘナ(ヘンナ)・マニキュアみたいなものを想像する人もいるかと思いますが、オーガニックカラーは一般的なカラー剤と同じような種類のものだと考えてください。

ハーブカラーとは

ハーブカラーとはハーブ成分が配合されているカラー剤のことを言います。

基本的には、一般のカラー剤と一緒だと思ってください。

そして、オーガニックカラーとハーブカラーは同じ意味で使われることが多いんです。

どんな成分が含まれているの?

各メーカー薬剤によって異なりますが、ローズマリーエキス、カミツレエキス、セージエキス、タイムエキス、と様々な天然由来のエキスが配合されています。

他には、ノンシリコンであったり、ノンパラベン(無香料)などもあるようです。

オーガニックという言葉は、奥が深く様々な定義があり、単に「これだ」と言えるものではなく説明が難しいのです。どんな成分が使われているのか気になる方は美容師に詳しく聞いて見てもいいでしょう。

使用上での注意点は?

頭皮に優しい成分が入っているからといって安心・安全とは限りません。

体質や肌状態によってはかぶれの原因になるため、使用前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行いましょう。

オーガニックカラー・ハーブカラーのできること

白髪染めはできるのか?

白髪染めはできます。
白髪染めは頭皮に薬剤をつけるサロンも多いので、頭皮に優しいオーガニック・ハーブの成分が含まれているのは嬉しいですね。
白髪染めは、オーガニックカラーの得意分野ともいえるでしょう。

黒染めはできるのか?

黒染め(5トーン以下の髪色)もできます。
オーガニックカラーは、ダメージを与えないように暗くすることが得意なカラーです。

黒髪を明るくできる?

黒髪(地毛)を明るくすることはできます。明るくすることよりも、暗くすることが得意なオーガニックカラーは髪質によって明るくできる限界があるので、担当美容師に相談してみましょう。

明るく(ハイトーン)できるのか?

明るくできますが、ハイトーンには向きません。もしハイトーンの髪色にこだわるのであれば、別のタイプのカラー剤がおすすめです。

オーガニックカラー・ハーブカラーののメリット・デメリット

オーガニックカラー・ハーブカラーのメリットとデメリットを紹介。

メリット

  • 髪のツヤ、ハリ・コシ、手触りが良くなります。
  • 頭皮の刺激が軽減されます。
  • いやな臭いが軽減されます。

デメリット

  • 施術にかかる料金が少し高くなる。
  • 明るい髪色には向いていない。

まとめ

  • オーガニックカラーとハーブカラーは同じ意味で使われることが多い。
  • ヘアカラーにアレルギーがある方は使用できません。
  • 髪のツヤ・ハリ・コシ・手触りの改善に期待できる。
  • 臭い・頭皮への刺激が軽減する。
  • ハイトーンのような明るい髪には向いてない。

オーガニックカラーは、頭皮に優しい成分が使われていて、白髪染めなどで長期間繰り返してカラーをしなければいけない人にとってはおすすめです。

しかし、確実に安全ということではないので、必ずパッチテストをし、美容師の相談のもとトライしてみてください。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。

著者情報

美容師資格を保持する美容師が執筆&監修する美容メディア。「ヘアケア・スキンケア・メイクアップの基礎知識」や「美容の雑学」をわかりやすく解説。プロがおすすめする美容アイテムも紹介します。

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